矯正歯科治療

矯正歯科治療とは、不正咬合と呼ばれる歯が綺麗に並んでいない状態を矯正器具を用いて整えていく治療を指します。
一般的には、金属のワイヤーとブラケットと呼ばれる装置で治療するワイヤー矯正が主流です。
近年では、装置が目立たない透明なマウスピースを使用するマウスピース矯正があります。

矯正治療で改善できる歯並びの種類

八重歯
オープンバイト
交叉咬合
過蓋咬合
すきっ歯
正中の不一致
など

01 口元と横顔の審美性向上

矯正治療によって歯が本来の理想的な並びになることで、口元の凹凸や顎の位置が調整され顔のバランスが整います。

02 歯の健康を保ちやすくなる

歯並びが改善することで、歯の隙間や歯と歯茎の間にある汚れを落としやすくなり、虫歯や歯周病の発生リスクを軽減します。

03 咀嚼機能の向上

矯正によって噛み合わせも改善されると、今まで以上によく噛んで食事ができるようになります。

 

子どもの矯正

子どもが矯正を始めるベストなタイミングは、永久歯が生え始める6歳頃が理想です。
この時期であれば、顎の成長をうまくコントロールしながら矯正が可能なため、抜歯をする可能性を軽減できます。
子どもの場合でも、マウスピース矯正とワイヤー矯正どちらでも対応ができます。
無料相談も可能ですので、子どもが小学生に上がられたタイミングでぜひ一度ご相談ください。

 

大人の矯正

大人になってからの矯正は基本的にいつからでも始められます。
個人差はありますが、目安として1年～3年程度の期間を要することが一般的です。
結婚式や成人式、就職活動など、ライフイベントに合わせた治療プランを計画していくことがおすすめです。
矯正の装置が目立つことを懸念される方にとっておすすめの、マウスピース矯正や透明なブラケットを使用したワイヤー矯正が当院では可能です。

痛みが伴う可能性

矯正治療は歯を動かす治療のため、動きに伴って痛みを感じる可能性があります。
また、矯正装置の装着によって違和感を覚える場合もあります。

 

一部の食事制限

ワイヤー矯正の場合に限りますが、あまりに硬すぎる食べ物を咀嚼すると矯正装置が外れてしまうことがあるため注意が必要です。

 

後戻りする可能性

矯正は矯正器具の装着が完了したら終わりというわけではなく、治療後に歯並びを安定させるための「保定期間」が存在します。
保定期間中に医師から定められたケアを怠らなければほとんど問題はありませんが、もし正しく実施をされていないと歯列が元の状態へ後戻りする場合があります。

 

偶発症状の可能性

・歯の根っこ部分が短くなる
・歯茎が痩せてしまう
など

マウスピース矯正とは、透明なプラスチックでできたマウスピースを装着して歯を動かしていく矯正方法です。
近年では、矯正していることに気づかないほど装置が目立たないということで人気な治療法の1つです。

メリット

〇矯正器具が透明で目立たない
〇矯正器具を外して食事や歯磨きができる
〇ワイヤー矯正に比べて痛みや違和感が少ない
など

デメリット

△1日20時間以上の装着時間が必要
など

ワイヤー矯正は、ブラケットと呼ばれる矯正装置を歯の表目に装着し、ワイヤーを通して歯を動かしていく治療法です。
一般的に、ブラケット・ワイヤーともに金属の素材であるためシルバーな色が目立ちやすいですが、五月台アローラ歯科では矯正装置が目立ちにくいホワイトブラケット・ホワイトワイヤーを導入しています。

メリット

〇適応できる症例範囲が広い
〇マウスピース矯正と比べて歯の移動が早い
〇狙った方向に歯を移動しやすい
など

デメリット

△矯正装置の痛みや違和感が出やすい
△装置が邪魔して歯が磨きづらい
など

上級資格者「専門医」による矯正治療

矯正歯科医には認定医制度があります。
認定医制度とは、学会がその分野における専門技術や専門知識を習得していることを証明する制度のことです。
五月台アローラ歯科では、複数の条件をクリアした者のみが獲得できる上位資格の「専門医」が矯正治療を担当させていただきます。
これまでの豊富な治療経験を活かして、患者様にとってベストな矯正治療を提供いたします。

 

ゴールは「健康的で美しい歯並び」

当院では、矯正のスペシャリストである「専門医」と嚙み合わせ機能を専門でみる「補綴医」が連携をして、「健康的で美しい歯並び」を目指した治療を行います。
見た目の美しさのみの追求ではなく、噛み合わせにも配慮した機能的かつ審美的な治療こそが、真の矯正治療だと考えています。
一人ひとりの顔のバランスを考慮して最も綺麗にみえる美しさと、いつまでも自身の歯で食事を楽しめるような噛み合わせの環境を追求します。

 

狙った方向に歯を動かす先端矯正治療

当院では、「アンカースクリュー」と呼ばれる医療用機材を使用し矯正治療を効率よく進めることが可能です。
アンカースクリューとは、チタン製の医療用ネジのことです。
顎の骨にネジを打ち込んでそこを歯を動かす固定源とすることで、従来治療では難しかった症例も狙った方向に歯を動かしやすくなります。
アンカースクリューの採用によって、抜歯をせずに矯正が行えることがあります。

 

 

準備中…

矯正治療後に綺麗になった歯並びを永続的に保つために、保定期間を正しく過ごすことが非常に大切です。
保定期間中に行うことをご紹介します。

リテーナーの装着

保定期間中は「リテーナー」と呼ばれる後戻りを防ぐ保定装置の装着が大切です。
このリテーナーの装着を怠ってしまうことで、せっかく綺麗にした歯並びが後戻りしてしまう可能性があります。

 

定期検診

見た目の美しさだけが手に入っても、機能面が正しい状態でないと本当の意味で治療完了とは言えません。
6カ月に1回を目安に定期検診にお越しいただき、噛み合わせのチェックや調整をしていきましょう。
また、せっかく手に入れた理想的な歯並びを失わないためにも、プロの手でお口の汚れを取り除くケアを定期的に行うことをおすすめします。