マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、透明なマウスピース装置を使用して歯を動かす矯正治療を指します。
これまでワイヤーやブラケットを使用するワイヤー矯正が主流でしたが、近年目立たない矯正治療として人気の治療方法です。

矯正装置が目立たない

マウスピース矯正は、矯正装置が透明であるため装着してることが周囲に気づかれないほど目立ちません。
そのため、仕事中やプライベートでも矯正装置を気にすることなく過ごすことができます。

 

矯正装置を取り外せる

食事や歯磨きがしづらいワイヤー矯正とは異なり、マウスピース矯正の場合には矯正装置が自身で着脱できるため食事や歯磨きがしやすいです。

 

痛みが少ない

痛みの感じ方には個人差はありますが、ワイヤー矯正と比べるとマウスピース矯正は優しい力で歯を動かしていくため矯正治療特有の痛みが少ないです。

対応できる症例に制限がある

マウスピース矯正はワイヤー矯正よりも優しい力で歯を動かしていくため、歯の大きな移動を必要とする矯正には対応が難しい場合もあります。
症例によっては、ワイヤー矯正とマウスピースを併用しながら治療を進めていくこともあります。

正しい自己管理が必要

マウスピース矯正は取り外せるメリットがある反面、患者様自身がマウスピースの装着時間を管理していかなければいけないというデメリットがあります。
1日20時間以上の装着が必要で、食事や歯磨きの際以外は可能な限りマウスピースを装着しておく必要があります。
装着時間が守れない場合は歯が思い通りに動かず、矯正期間が長引いたり再治療になったりすることがあります。

五月台アローラ歯科のマウスピース矯正では、世界的にも歴史があり最も使用されている「インビザライン」を採用しています。

インビザラインとは？

インビザラインとは、歯科医療先進国の1つであるアメリカの「アライン・テクノロジー社」が開発・提供しているマウスピース矯正治療です。
マウスピース矯正の先駆け的存在に位置づけられており、1990年代からそのサービスの提供を開始しています。
日本でも馴染み深いインビザラインですが世界レベルでも権威があり、100カ国以上の国で導入されているほどです。
開発から現在に至るまで、数多くのバージョンアップが施されてきており現在では「G8」と呼ばれるバージョンにまで進化を続けています。

●インビザラインの強み・メリット

シミュレーションによる治療結果の予測が可能
世界でNo1のシェアを誇るインビザラインの最大の特徴は、これまでに蓄積された膨大な症例データと最新のデジタル検査を駆使したシミュレーションを可能にし、治療前に治療結果の予測を確認することができます。
それによって、理想の歯並びを叶えられるか事前に把握できたり、治療が予測通りに進んでいるか経過観察をみたりすることができます。

治療の範囲が広い
インビザラインには、ワイヤー矯正の併用や補助装置などが用意されているため、他のマウスピース矯正では治療が難しい症例であっても幅広く対応することが可能です。

●インビザラインの種類

インビザラインには、こどもから大人まで幅広い方に対応できるように様々なインビザラインの種類を展開しています。

インビザライン・コンプリヘンシブ
最も利用されているプランで、アライナー（マウスピース）の枚数制限はありません。
様々な症例に対応可能です。

インビザライン・ファースト
こどもの乳歯を対象とするマウスピース矯正。

インビザライン・ティーン
永久歯が生え揃った成長途中の10代に向けたマウスピース矯正。

インビザライン・エクスプレス
7枚のアライナー（マウスピース）で行うマウスピース矯正。
かなり軽い症例を対象とする治療方法。
治療期間は3～4カ月程度。

インビザライン・ライト
14枚のアライナー（マウスピース）で行うマウスピース矯正。
比較的軽い症例を対象とした治療方法。
治療期間は7～8カ月程度。

インビザライン・GO
20枚のアライナー（マウスピース）で行うマウスピース矯正。
前歯の歯並びや噛み合わせを対象とした治療法。

マウスピースの装着時間の厳守

自身で取り外しができる矯正装置のため、患者様自身で1日の中で決められた時間装着を続けなければなりません。
1日20時間以上を厳守しましょう。
装着時間が短くなってしまうと、思い通りに歯が動かなかったり再び治療がやり直しになる可能性があるため注意が必要です。

 

マウスピースの取り扱いに気を付ける

マウスピース矯正をされている方によくあるのが、マウスピースの紛失です。
特に外食時などに取り外した際、置いていってしまうことがあります。
外出先でマウスピースを外す時には、必ず専用のケースに入れて保管するようにしましょう。

また、マウスピースについた汚れはこまめに綺麗にしましょう。
基本的には水洗いで清掃し、それでも落ちない汚れには歯ブラシやマウスピース専用の洗浄剤などを使用して常に清潔に保つようにしましょう。

 

治療後の保定期間が大切

矯正治療後には、歯の後戻りを防ぐために保定期間が必要です。
この保定期間を正しく過ごさないと、せっかく理想的かつ綺麗な歯並びを手に入れたとしても元に戻ってしまう可能性もあります。
リテーナーと呼ばれる保定装置を、食事・歯磨き以外の時に着けるようにしましょう。
保定期間の終了タイミングは、担当の歯科医に相談しましょう。